日記
実りの森のグレンを始めました|果物屋が絵本を作る理由
こんにちは。
群馬県桐生市の高級果実専門店 Hashimoto Fruits です。
突然ですが、絵本づくりを始めました。
タイトルは「実りの森のグレン」。
果物たちが暮らす不思議な森を舞台に、主人公グレンが果物や仲間たちとの出会いを通して、小さな気付きを見つけていく物語です。
「果物屋がなぜ絵本を作るの?」
そう思われる方もいるかもしれません。
実は私自身も、数年前なら同じように考えていたと思います。
--------------------------------------------------
【果物屋だからこそ伝えたいこと】
今はスマートフォンひとつで、多くの情報が手に入る時代です。
果物も例外ではありません。
品種や産地、価格や希少性などは、検索すればすぐに調べられます。
しかし、果物を贈る理由や、誰かと果物を囲んだ思い出、その時に生まれた気持ちまでは、なかなか検索では見つかりません。
果物屋として働く中で感じてきたのは、果物には単なる食べ物以上の価値があるということでした。
お祝いの日。
家族が集まる日。
誰かを想う日。
果物は、そんな時間のそばにあることが多いのです。
--------------------------------------------------
【子供たちから教わったこと】
絵本を作るきっかけのひとつに、バドミントン指導があります。
私は学生時代にバドミントンをしていたこともあり、現在は小中学生の指導のお手伝いをしています。
そこで気付いたことがあります。
子供たちは、大人が思っている以上に自分で考え、自分で気付く力を持っているということです。
昨日までできなかったことが、ある日突然できるようになる。
すると、その先は教えなくても自分なりに考え始めます。
私はいつの頃からか、結果そのものよりも、その小さな成長を見ることが好きになっていました。
一方で大人は、芽が出たことよりも、まだ実がなっていないことに目を向けてしまいがちです。
--------------------------------------------------
【ふしぎのたねに込めた意味】
実りの森のグレンには、「ふしぎのたね」という不思議な種が登場します。
この種は、知識や気付きの象徴です。
ひとつひとつは小さなものですが、その積み重ねが人を成長させていきます。
主人公グレンは、私が出会ってきた子供たちの姿です。
そしてミスター・ポムは、答えを教える先生ではありません。
小さな種を渡し、その成長を信じて見守る大人です。
--------------------------------------------------
【実りの森のグレンとは】
実りの森のグレンは、果物をテーマにした創作絵本シリーズです。
しかし私にとっては、単なる果物の物語ではありません。
果物屋として出会った人々の想い。
子供たちの成長を見守った時間。
そして、小さな気付きが積み重なって人が育っていく姿。
そうした体験を物語として残した記録でもあります。
果物の花言葉や文化、季節の魅力も織り交ぜながら、子供も大人も楽しめる作品を目指しています。
--------------------------------------------------
【まとめ】
実りの森のグレンは、答えを教える物語ではありません。
小さな気付きの種を届ける物語です。
この絵本を読んだ誰かの心にも、小さな「ふしぎのたね」が残り、いつか芽を出してくれたら嬉しく思います。
今後も少しずつ物語を公開していきますので、ぜひ温かく見守っていただければ幸いです。







