日記
くだもののそばにある、お話し

みなさんは、果物と聞いてどんな時間を思い浮かべるでしょうか。
お誕生日に食べたイチゴのケーキ。
夏に家族みんなで食べたスイカ。
こたつで食べたみかん。
もしかすると、果物そのものの味よりも、その時の風景を思い出す人も多いのかもしれません。
実は、果物には少し不思議な力があります。
それは、人と人を自然と近づけてくれることです。
例えば、食卓にみかんが置いてあるだけで、「ひとつ食べる?」という会話が生まれます。
スイカを切れば、「どこが一番甘いかな?」なんて話になります。
桃の香りが部屋に広がれば、「いい匂いがするね」と、みんなが少し笑顔になります。
果物って、食べ物なのに、どこか会話のきっかけにもなっているんです。
忙しい毎日の中で、子育てをしていると、時間があっという間に過ぎていきます。
朝ごはんを作って、送り出して、仕事をして、お迎えに行って、ご飯を作って、お風呂に入って、寝かしつけをして…。
気が付けば、一日が終わっています。
そんな毎日の中で、「子どもとちゃんと向き合えているかな」と、少し不安になる日もあるかもしれません。
でも、実りの森では、そんなに頑張らなくてもいいと思っています。
特別なイベントを用意しなくてもいい。
完璧なお父さんやお母さんにならなくてもいい。
果物をひとつ囲むだけで、十分なんです。
「今日は甘いね。」
「このぶどう、大きいね。」
「種ってどこにあるの?」
そんな何気ない会話の積み重ねが、実はとても大切な時間なのだと思います。
そして、子どもたちは、そんな小さな時間を意外と覚えています。
どこへ行ったかよりも、誰と笑ったか。
何をしたかよりも、どんな気持ちだったか。
そういう優しい記憶が、心の中に少しずつ積み重なっていきます。
だからこそ、果物には昔からたくさんのお話があります。
桃には邪気払いのお話があり、みかんには親愛という花言葉があります。
ぶどうには、努力の実りという意味があります。
ただ食べるだけではなく、その背景を知ることで、果物はもっと身近な存在になっていきます。
実りの森は、そんな小さな発見が集まる場所です。
何かを勉強する場所でもありません。
何かを頑張る場所でもありません。
少しだけ立ち止まって、季節を感じて、優しい時間を見つける場所です。
忙しい毎日の中で、もし少し疲れてしまった時は、また遊びに来てください。
果物のそばには、今日も小さなお話が転がっています。
そして、そのお話の先には、みなさんの暮らしにそっと寄り添うフルーツショップがあります。
また、ふらっと実りの森へ遊びに来てくださいね











